コラム

キッチンリフォームの期間は工事内容で決まる 短縮する方法を解説

2023年04月10日

キッチンリフォームを検討する方の中には、どれくらい期間がかかるか心配する方も少なくありません。
リフォームは経験する機会が少ないため、知識や情報をもたない方もいらっしゃるでしょう。

今回の記事では、リフォームに関する基礎的な内容や工期を解説します。
工期を短くするための方法も紹介しますので、ぜひリフォーム計画にお役立てください。

キッチンリフォームの期間は工事内容で決まる 短縮する方法を解説

キッチンリフォームの基礎知識

初めてリフォームを検討するときは、分からない点ばかりで戸惑う方も多いでしょう。
キッチンリフォームを検討する際には、以下のような知識が必要です。

・リフォームで解決できること
・工事期間
・工事の流れ

それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

リフォームで解決できること|不調や不便を解消する

キッチンをリフォームすると、次のような不調や不便が解消できます。

・経年劣化による設備の不調
・動線の不便さ
・収納や作業スペースの不足

劣化した設備を入れ替えれば、日々のストレスが軽減できるでしょう。
内装もリフォームすれば、目立つ汚れを解消でき、雰囲気やデザインも自分好みに変えられます。

また、家族構成が変わると、家事の内容やタイミングが変わります。
レイアウトや収納の変更で、よりスムーズに家事が進むでしょう。

工事期間|規模によって変わる

工事期間はリフォームの規模によって異なります。

リフォーム内容 期間の目安
キッチンの交換 2~4日
内装も含めたリフォーム 2~6日
間取り変更などを含めたリフォーム 5日~

上記は目安なので、リフォーム内容が決まったあとで具体的な工事期間を確認してください。
同時に、水道が使えない期間も確認しておきましょう。

リフォーム内容が同じでも、工事をする業者によって期間が変わるケースも少なくありません。
その点も比較検討をしてみましょう。

工事の流れ|基本的な流れを把握する

工事は基本的に以下の流れで進みます。

1.養生
2.既存キッチンの解体・撤去
3.給排水、電気、ガス工事
4.下地工事
5.キッチンの搬入・組立て
6.内装工事
7.取扱説明

リフォーム内容によって工事内容は増減します。
工事が始まる前に工程表で内容や期間を確認しましょう。
その際に疑問点も解消すれば、安心して工事を任せられます。

キッチンリフォームの期間を短くする方法5つ

キッチンは毎日使う場所ですから、使えない期間が長くなると不便です。
できるだけリフォーム期間を短くしたい場合、次のようなポイントが大切です。

1.内容をできるだけシンプルにする
2.天気のいい時期に計画する
3.土日を含めない
4.繁忙期に依頼しない
5.工事前に掃除をする

それぞれ詳しく解説します。

①内容をできるだけシンプルにする

工事内容が複雑になれば、それだけ工事期間も長くなります。
できるだけ内容をシンプルにすれば、期間も短縮できます。

シンプルな内容にするには、優先順位をつけて検討してみましょう。
一番解消したい不便さや不満をはっきりさせれば、必要な工事内容も明確にできます。

あれこれ欲張ると、工事費用も高くなるため注意しましょう。

②天候のいい時期に計画する

台風・大雨・大雪などの影響を受けると、リフォーム期間が延びる可能性もあります。
資材の調達が遅れたり、工事が延期になったりするためです。
気候が安定している時期を選ぶとよいでしょう。

③土日を含めない

土日を挟むと工期が伸びるケースが多いため、工事は月曜日から始まるよう計画するとよいでしょう。
GWやお盆といった連休も避けたい時期です。

また、業者によって休業日が異なります。
事前に確認し、できるだけ休業日が含まれない日程で計画しましょう。

④繁忙期に依頼しない

繁忙期は、キッチンを含めてリフォームの依頼が増えます。
そのため、人手・機材不足によって工事が進まない可能性も出てきます。

リフォームの繁忙期といわれる時期は、年末や年度末です。

反対に閑散期を選ぶと、期間が短縮できるだけでなく、費用も抑えられる可能性もあります。

⑤工事前に掃除をする

キッチンに食器や調理器具などが置いたままだと、工事を始める前に移動しなければなりません。
スムーズに工事を始められるよう、あらかじめキッチンの片付け・掃除はすませておきましょう。

搬出・搬入する際は、玄関や窓から出入りし家の中を通ります。
キッチン以外でも動線が確保できているか確認しましょう。

梱包された状態で移動する場合、実寸より大きな荷物が通ります。
スペースに余裕をもたせておくと安心です。

リフォーム期間中の食事をどうするか考えておこう

リフォーム期間中、キッチンで調理はできません。
期間中の食事をどうするか、あらかじめ考えておきましょう。

惣菜や弁当を買ってくる、外食をするといった選択肢があります。
また、電子レンジやオーブンを別の場所で使えるようにし、簡単な調理ができる環境を整えておくようにしましょう。

キッチンリフォームの依頼先は比較して選ぼう

キッチンリフォームの依頼先は、リフォーム専門業者、ハウスメーカー、工務店などさまざまです。
特徴やサービス内容はそれぞれ異なるため、初めから1社に決めない方がよいでしょう。
リフォーム期間短縮だけでなく、費用も変わる可能性があります。

3社ほどに問い合わせたり、ショールームを見学したりして比較してください。
インターネットで問い合わせができるサービスもあります。
無料で見積り依頼ができる業者なら、より具体的に内容を検討できるでしょう。

まとめ

キッチンリフォームは、内容によって必要な期間が変わります。
まずは解消したい不満・不便・不調を明確にしましょう。
それからリフォーム内容を計画すると、失敗する可能性は低くなります。

具体的な工事期間や内容については、業者や工務店へ相談してみましょう。
プロならではの知識や経験から、最適なアドバイスをもらえます。

その際、初めから1社に絞る必要はありません。
複数の業者に相談し、期間や費用を比較しながら検討しましょう。